先に結論
凹みは単一のタイプではなく、ローリング型・ボックス型・アイスピック型が混ざって存在することが多く、それぞれ有効な治療が違うからです。癒着をはがすサブシジョン、狭く深い跡に対するTCA CROSS、表面を整えるレーザーを、跡の地図に合わせて組み合わせるほど改善の幅は大きくなります。
跡のタイプはどう見分けますか?
ローリング型は広くなだらかな凹みで、皮膚の下の癒着(皮膚を下に引き込む線維)が原因のことが多いタイプです。ボックス型は境界が垂直に切れ落ちた箱型の凹み、アイスピック型は狭く深い穴です。一つの顔に三つのタイプが混在しているのが普通です。
タイプごとに、どの治療が向きますか?
ローリング型はまずサブシジョンで癒着をはがします。アイスピック型は跡の壁に再生を促すTCA CROSSが有効です。ボックス型と表面の凹凸は、フラクショナルレーザー(CO2、エルビウム、レガートII)とポテンツァのマイクロニードルRFで整えます。ジュベルックなど生成を促す注射を再生の補助として併用することもあります。
治療期間はどれくらい見ますか?
ニキビ跡の治療は4〜6週間ごとの段階的な治療で、通常3〜6段階以上を計画します。現実的な目標は跡を消すことではなく、目立たなくすることです。初診の際に全体の見取り図を一緒に立てます。
跡のタイプ別 優先する治療
| タイプ | かたち | 優先する治療 |
|---|---|---|
| ローリング型 | 広くなだらかな凹み | サブシジョン+レーザー |
| ボックス型 | 境界が垂直な凹み | フラクショナルレーザー+ポテンツァ |
| アイスピック型 | 狭く深い穴 | TCA CROSS |
| 混合型 | 複数タイプの混在 | 跡の地図をもとに組み合わせ |
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参考資料
- 01Methods for the Improvement of Acne Scars Used in Dermatology and Cosmetology: A ReviewJ Clin Med · 2022 · PubMed 35628870
- 02Microneedling as a Treatment for Acne Scarring: A Systematic ReviewDermatol Surg · 2020 · PubMed 31356435
以下は本記事の作成にあたり参考にした一般的な資料で、当院の施術結果を保証するものではありません。
このガイドは一般的な医学情報で、個々の診断に代わるものではありません。ご自身の治療の判断は対面の診療でお決めください。